この記事では、加湿器の掃除は何を、どのくらいの頻度ですればよいのかを調査し、方式ごとの手順を具体的な数字で紹介します。
結論からいうと、掃除の中身は加湿方式でまったく違います。スチーム式は本体内部のカルキ落とし、気化式はフィルターの洗浄と交換が中心になります。
そこで、象印とダイニチの実際の型番を例に、使う量・かかる時間・交換の目安まで含めて詳しく解説します。価格や在庫、配送条件は変わる可能性があるため、買い替えを検討する場合は最新情報を確認しておきましょう。
手入れの手間で選ぶなら、交換部品があるかどうかを先に見ておくと長く使いやすくなりますよ♪
※価格・在庫・配送条件は変動します。購入前にご確認ください。
加湿器 掃除方法は加湿方式で変わる

「加湿器の掃除」と一口に言っても、やることは機種によって別物です。
水を沸かすスチーム式と、フィルターに風を当てる気化式では、汚れが付く場所そのものが違うからです。
スチーム式は内容器に水道水のカルキ成分が固まって付きます。気化式は水を吸ったフィルターが汚れていきます。
同じ手順を当てはめても意味がないので、まず自分の機種がどちらなのかを確認してください。取扱説明書の表紙か本体の型番を見れば、方式はすぐに分かります。
汚れる場所が違う
スチーム式は水を沸騰させるため、水が蒸発したあとに残るミネラル分が内容器にこびりつきます。
象印は、内容器が汚れても衛生上の問題はないとしたうえで、湯わかし音が大きくなったり、蒸気がにおうことがあると案内しています。
気化式はフィルターが水を吸い続けるため、フィルター自体にカルキや汚れが蓄積していきます。こちらは交換部品として扱われます。
共通して使うのはクエン酸
方式は違っても、落とす相手は同じカルキ成分です。そのためどちらもクエン酸を使います。
違うのはどこに使うかです。スチーム式は本体の内容器に、気化式は取り外したフィルターに使います。
重曹ではなくクエン酸が使われるのは、カルキがアルカリ性の汚れだからです。酸で中和して溶かす、という仕組みになっています。
向いている人と、慎重に考えたい人
手入れの手間を基準に選ぶなら、次のように分かれます。
- 交換部品を買いたくない → スチーム式(フィルター不要)
- 洗う作業を減らしたい → 気化式の取替えフィルター対応機
- 電気の使用量を抑えたい → 気化式・ハイブリッド式
- 部屋全体をしっかり加湿したい → 能力で選び、手入れは受け入れる
逆に、次に当てはまる場合はどちらを選んでも不満が残りやすくなります。
- 手入れを一切したくない(加湿器にそういう製品はありません)
- シーズン中ずっと使い、オフシーズンの手入れもしない
- 取扱説明書を読まずに自己流で洗いたい
- 汚れてから一気にまとめて落としたい
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スチーム式の掃除|象印の手順

象印のスチーム式加湿器には、交換が必要なフィルターがありません。そのかわり内容器のクエン酸洗浄が前提になります。
公式が案内する頻度は1〜2か月に1回。シーズン中なら2〜3回という計算です。
特別な道具は要らず、クエン酸とぬるま湯だけで進められます。機種によっては専用の洗浄モードが用意されています。
回数が少ないぶん、1回あたりの作業をきちんとやる前提の設計といえます。逆にいえば、年に数回で済むということでもあります。具体的な手順を見ていきます。
クエン酸30gで約1時間30分
象印が案内する手順は次のとおりです。
- コップにクエン酸30gを入れ、ぬるま湯で溶かす
- 内容器に水といっしょに入れ、満水表示まで満たす
- 上ぶたを閉めてプラグを接続する
- 「入/選択」ボタンを押してクエン酸洗浄モードを実行する
所要時間は約1時間30分です。本体が自動で進めてくれるので、つけ置きして見張る必要はありません。
洗浄モードの有無を確認する
同じ象印でも、クエン酸洗浄モードを搭載している機種とそうでない機種があります。
EE-RV50 には洗浄モードが搭載されており、ボタン操作だけで洗浄運転に入れます。
洗浄後は内容器をすすぎ、残ったクエン酸を流してから通常運転に戻してください。すすぎを省くとにおいの原因になります。
気化式・ハイブリッド式の掃除|ダイニチの手順

気化式は、水を吸わせたフィルターが汚れの中心になります。
ダイニチの抗菌気化フィルターは、月1回のクエン酸洗浄と、2週間に1回程度の水洗いを続けることで約5シーズン使えるとされています。
スチーム式より手入れの回数は多くなりますが、そのぶん1枚のフィルターを長く使える設計です。
こまめに手を入れるか、部品ごと替えてしまうか。ダイニチはその両方を用意しています。やり方と、手間を減らす選択肢を見ていきます。
月1回の洗浄で約5シーズン
ダイニチが案内するクエン酸洗浄の手順はシンプルです。
- ぬるま湯にクエン酸を溶かし、抗菌気化フィルターを浸ける
- 水道水でしっかりすすぎ洗いする(目安:2分以上)
すすぎの目安が2分以上と明示されているのは親切な点です。短いとクエン酸が残り、においの原因になります。
トレイカバーは1シーズンで交換
フィルター以外にも交換部品があります。
カンタン取替えトレイカバーは、1シーズンを目安に新しいもの(別売部品)と交換するよう案内されています。
トレイの水が触れる部分をカバーごと取り替えられるので、こすり洗いの手間がなくなるという考え方の部品です。
洗わない選択肢もある
ダイニチには、カンタン取替えフィルターという別の選択肢も用意されています。
こちらは水洗いもクエン酸洗浄も不要で、3か月に1回、汚れたフィルターを捨てて新しいものに取り換えるだけです。
洗う時間を部品代で買う、という割り切り方になります。手入れが続かない自覚がある方には現実的な選択です。
手間を数字で比べる

どちらが楽なのかは、人によって答えが変わります。
判断の軸は作業の回数・1回の所要時間・買い足す部品の3つです。この3点を並べると、自分に合うほうが見えてきます。
スチーム式は回数が少なく、部品代もかかりません。気化式は回数が多いかわりに、電気の使用量が小さく抑えられます。
主な違いを表にまとめます。
| 項目 | スチーム式(象印 EE-DG50) | 気化式・ハイブリッド式(ダイニチ) |
|---|---|---|
| 汚れる場所 | 本体の内容器 | 気化フィルター・トレイ |
| クエン酸洗浄の頻度 | 1〜2か月に1回 | 月1回 |
| 水洗いの頻度 | 洗浄後のすすぎ | 2週間に1回程度 |
| 1回の所要時間 | 約1時間30分(自動運転) | 浸け置き+すすぎ2分以上 |
| 交換部品 | なし | 気化フィルター(約5シーズン) トレイカバー(1シーズン) |
| 洗わない選択肢 | なし | 取替えフィルター(3か月に1回交換) |
| 消費電力 | 湯沸かし時985W/加湿時410W | 標準420/430W eco 23/28W |
回数の少なさならスチーム式
1〜2か月に1回、しかも本体が自動で洗浄してくれるという点では、作業としてはいちばん軽くなります。
交換部品を買い足す必要もありません。ランニングの手間と費用を抑えたいならこちらです。
ただし湯沸かし時に985Wを使うため、電気の使用量という別の負担が生まれます。
電気代と洗う手間の交換
気化式は手入れの回数が増えるかわりに、ecoモードなら23W/28Wまで下がります。
月1回の洗浄と2週間に1回の水洗いを続けられるなら、電気の使用量では圧倒的に有利です。
続けられる自信がなければ、3か月に1回捨てるだけの取替えフィルター対応機を選べば手間は最小になります。
掃除で気をつけたい注意点
手順そのものより、やってはいけないことを知っておくほうが大事です。次の点は方式を問わず共通します。
- 説明書で指定されていない洗剤を使わない(塩素系や研磨剤は部品を傷めます)
- すすぎを省かない(ダイニチは2分以上を目安としています)
- フィルターを強くこすったり絞ったりしない
- 濡れたまま収納しない(シーズン終わりは乾かしてからしまう)
また、手入れを前提としない使い方は向いていません。洗う回数を減らしたいなら取替えフィルター対応機を、交換部品を買いたくないならスチーム式を選ぶ、という形で機種選びの段階で手間の量を決めてしまうほうが確実です。
洗う作業を減らしたい方は、対応するフィルターの種類も確認できるので、続けられるか判断する材料になりますよ♪
※価格・在庫・配送条件は変動します。購入前にご確認ください。
よくある質問

掃除の方法は機種ごとに決まっているため、自己流で進めると部品を傷めることがあります。迷いやすい点をまとめました。
特に洗剤の種類と、すすぎの時間は守りたいところです。
なお、手順や頻度は機種によって異なります。付属の取扱説明書に記載がある場合は、そちらを優先してください。
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Q重曹でも落とせますか?
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Aメーカーが案内しているのはクエン酸です。加湿器に付く白い汚れは水道水のミネラル分で、酸性のクエン酸で溶かす前提の設計になっています。説明書で指定された薬剤を使ってください。
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Qどのくらいの頻度ですればよいですか?
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A象印のスチーム式は1〜2か月に1回が目安です。ダイニチの気化フィルターは月1回のクエン酸洗浄に加え、2週間に1回程度の水洗いが案内されています。
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Q掃除をしないとどうなりますか?
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A象印は、内容器が汚れても衛生上の問題はないとしたうえで、湯わかし音が大きくなったり蒸気がにおうことがあると案内しています。気化式ではフィルターの性能が落ちていきます。
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Qフィルターはいつ交換しますか?
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Aダイニチの抗菌気化フィルターは、月1回のクエン酸洗浄を続けて約5シーズンが目安です。トレイカバーは1シーズン、取替えフィルターは3か月に1回の交換とされています。
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加湿器の掃除方法のまとめ

調査の結果、掃除の中身は加湿方式で完全に分かれることが分かりました。
- スチーム式:内容器のクエン酸洗浄。クエン酸30g・約1時間30分・1〜2か月に1回。交換部品なし
- 気化式:フィルターのクエン酸洗浄。月1回+2週間に1回の水洗いで約5シーズン。すすぎは2分以上
- 交換部品:気化フィルター 約5シーズン/トレイカバー 1シーズン/取替えフィルター 3か月に1回
- 共通:落とす相手はカルキ。使うのはクエン酸
自分の機種がどちらの方式かを確認することが、掃除の第一歩です。逆に、手入れをまったくしない前提で選べる加湿器は存在しないので、どこまでなら続けられるかで機種を選ぶほうが現実的です。
手入れの回数を減らしたい方は、洗浄モードの有無も確認できるので、毎シーズンの負担を見積もれますよ。
※価格・在庫・配送条件は変動します。購入前にご確認ください。
画像:Laura Ohlman, Shane Aldendorff, Ivan Pergasi, Brooke Lark, Jason Briscoe, Andrew Neel on Unsplash


