この記事では、ノンフライヤーの代わりになる調理器具はどれか、代用するときのコツや仕上がりの違い、どこまで代用で足りるのかを調査して紹介します。
結論からいうと、最も近いのは熱風を循環させるコンベクション機能付きのオーブンレンジで、温度を20〜30℃高めに設定して予熱すれば近い仕上がりに寄せられます。
そこで、代用では届かない部分や、買ったほうが早い人の条件も含めて詳しく解説します。価格や在庫、配送条件は変わる可能性があるため、購入を検討する場合は公式サイトで最新情報を確認しておきましょう。
代用でどこまでできるか判断するために、専用機の仕様も見比べておくと違いがはっきりしますよ♪
※価格・在庫・配送条件は購入前にご確認ください。
ノンフライヤーの代わりになるもの4つ

ノンフライヤーがやっていることは、実はそれほど複雑ではありません。高温の風を庫内で循環させ、食材の表面の水分を飛ばして揚げ物のような食感を作っています。
つまり「高温」と「風の循環」の2つをどこまで再現できるかが、代用できるかどうかの分かれ目です。
この視点で家庭にある調理器具を並べると、代用候補は4つに絞られます。それぞれ再現できる部分と、どうしても届かない部分がはっきり分かれます。
まずは4つを一覧で比べてから、順番に見ていきます。
| 代用するもの | 再現度 | 向いている料理 |
|---|---|---|
| コンベクション機能付きオーブンレンジ | 高い | ほぼ全般 |
| オーブントースター | 中くらい | 冷凍のフライ・温め直し |
| 魚焼きグリル | 中くらい | 鶏肉・魚・厚みのないもの |
| フライパン+少量の油 | 低い | 薄切り・少量 |
1. コンベクション機能付きオーブンレンジ(最も近い)
庫内でファンが熱風を循環させるタイプのオーブンなら、仕組みそのものがノンフライヤーとほぼ同じです。
代用する場合は、レシピの指定より20〜30℃高めの温度で予熱しておくと近い焼き上がりになります。
ただし庫内が広いぶん、温度が上がるまでの時間と調理時間は長めになります。同じフライドポテトでも、専用機より時間がかかると考えておきましょう。
2. オーブントースター
上下のヒーターで直接加熱するため、表面をカリッとさせる力はあります。冷凍のフライやコロッケの温め直しなら十分実用的です。
一方で風の循環がないので、置いた場所によって焼きムラが出ます。
途中で天板の前後を入れ替えるか、食材を裏返す手間が必要になります。
3. 魚焼きグリル
庫内が狭く高温になるため、実は代用力が高い器具です。鶏肉なら8〜10分、魚なら6〜8分ほどが目安になります。
短時間で表面を焼き固められるので、鶏の手羽先や厚みのない食材と相性がよい方法です。
ただし、網と受け皿の掃除が毎回発生します。この手間を減らしたくてノンフライヤーを検討している場合は、根本的な解決にはなりません。
4. フライパン+少量の油
少量の油を引いて転がしながら焼く方法です。特別な器具がいらないのが利点です。
ただし片面ずつしか加熱できないため、こまめに転がす必要があり、火の前を離れられません。
薄切りの野菜や少人数分なら現実的ですが、家族分をまとめて作る用途には向きません。
代用でうまくいく料理・いかない料理

同じ「代用」でも、料理によって満足度は大きく変わります。
分かれ目になるのは、その料理が表面の加熱だけで完成するのか、中心部まで均一に火を通す必要があるのかという点です。
前者は代用でもほぼ問題なく、後者になるほど熱風循環の有無が仕上がりに直結します。
自分が作りたい料理がどちらに寄っているかで、代用で足りるかどうかを判断できます。
注意点として、代用は「できるかどうか」より「毎回続けられるか」で考えたほうが現実的です。1回試してうまくいっても、手間が多い方法は結局使わなくなります。
代用でも満足しやすい料理
- 冷凍のフライドポテト
- 冷凍のコロッケ・メンチカツ
- 買ってきた惣菜の揚げ物の温め直し
- 厚みのない野菜のロースト
これらはすでに揚げてある、または表面を焼くだけで完成するものです。加熱ムラが出ても仕上がりへの影響は小さく済みます。
代用が難しい料理
- 生の鶏肉から作る唐揚げ
- 厚みのあるとんかつ
- 丸ごとのローストチキン
- 複数の食材を同時に加熱するもの
中心部まで火を通しながら表面を焦がさずに仕上げる必要があるため、風が回らない器具では加減が難しくなります。
表面だけ焦げて中が生、あるいは中まで火を通したら外がパサつく、という失敗が起こりやすい領域です。
分かれ目は「表面の水分を飛ばせるか」
揚げ物らしい食感の正体は、表面の水分が抜けて硬くなった層です。
熱風が全方向から当たれば短時間でこの層ができますが、片面加熱では水分が逃げる前に焦げてしまいます。
代用でうまくいかないと感じたときは、火力ではなく風の当たり方に原因があると考えると対策しやすくなります。
代用するときの4つのコツ

代用の失敗は、ほとんどが同じ原因から起きています。食材の下面に熱が回らないことと、温度が足りないことの2つです。
逆にいえば、この2つを機械ではなく段取りで補えば、代用の完成度はかなり上がります。
ここでは、道具を買い足さずに実践できる4つのコツを挙げます。オーブンでもトースターでも共通して効きます。
どれも手間としては数十秒の追加で済むものばかりです。
なお、これらのコツを踏まえても専用機と同じ手軽さにはなりません。あくまで仕上がりを近づけるための工夫だと考えてください。
1. 温度を20〜30℃高めにして予熱する
庫内が広い器具ほど、扉を開けた瞬間に温度が下がります。
最初から高めに設定して予熱を済ませておくと、食材を入れたあとの温度低下を吸収できます。
冷えた庫内から加熱を始めると、時間だけ延びて水分が抜けきらず、べたついた仕上がりになりがちです。
2. 天板ではなく網を使う
天板に直接置くと、食材の下面が蒸れて水分が残ります。
網や穴あきの天板を使い、下からも空気が通るようにするだけで食感が変わります。
網の下に受け皿を置いておけば、落ちた油の掃除も楽になります。
3. 途中で一度裏返す
風が循環しない器具では、上面と下面で加熱の進み方が変わります。
調理時間の半分が過ぎたところで一度裏返すと、焼きムラがかなり抑えられます。
同時に天板の前後も入れ替えておくと、庫内の温度差もならせます。
4. 食材を重ねずに並べる
重なった部分には熱も風も届きません。
量が多いときは2回に分けたほうが、結果的に早く仕上がります。
この点は専用のノンフライヤーでも同じで、バスケットに詰め込むと加熱ムラの原因になります。
代用の手間が気になってきたら、専用機を使った人の感想も読めるので、置き換える価値があるか判断しやすくなりますよ。
※価格・在庫・配送条件は購入前にご確認ください。
代用で足りる人と、買ったほうがいい人

ここまでの内容を、買うか代用で済ませるかの判断に落とし込みます。
判断材料になるのは使う頻度・作る量・裏返す手間を許容できるかの3つです。
代用は道具を増やさずに済む反面、途中で裏返す・入れ替えるという人の手が毎回必要になります。この手間が週に何回発生するかで損得が変わります。
なお、代用元がすでに家にあるかどうかも大きな要素です。コンベクション機能付きのオーブンレンジを持っているなら、無理に買い足す必要はありません。
代用で足りる人
- コンベクション機能付きのオーブンレンジをすでに持っている人
- 揚げ物を作る頻度が月に数回程度の人
- 冷凍食品の温め直しが主な用途の人
- キッチンに新しい家電を置くスペースがない人
- 調理中に様子を見に行くのが苦にならない人
買ったほうがいい人
- 週に何度も揚げ物や焼き物を作る人
- 生の鶏肉から唐揚げを作りたい人
- 裏返したり天板を入れ替えたりする手間をなくしたい人
- 魚焼きグリルの掃除をやめたい人
- 調理中にキッチンを離れて他の家事を進めたい人
- 3〜5人分をまとめて調理したい家庭
実際に専用機を選ぶ場合は、置き場所の確保が最初の関門になります。設置スペースの実寸を確認しておくと失敗しません。
あわせて読みたい
コソリ ノンフライヤー サイズは?6Lの実寸と置き場所
›
よくある質問

代用について特に多いのが、電子レンジとの違いと、揚げ物以外の用途に関する疑問です。
仕上がりの感じ方には個人差があるため、以下は一般的な傾向としてご覧ください。
使っている機種の庫内の広さやヒーターの配置によっても結果は変わるので、最初の数回は時間を短めに設定して様子を見るのが安全です。
-
Q電子レンジでは代用できませんか?
-
A電子レンジは食材の内部の水分を振動させて温める仕組みなので、表面の水分を飛ばす方向とは逆に働きます。そのため衣がしんなりしやすく、揚げ物風の食感を作る用途には向きません。オーブン機能が付いている機種であれば、そちらを使うことで代用できます。
-
Qオーブンで代用すると時間はどのくらい変わりますか?
-
A庫内が広いぶん予熱と加熱に時間がかかるため、同じ料理でも長めになる傾向があります。フライドポテトのように短時間で仕上がるものほど、その差を感じやすくなります。
-
Qノンフライヤーは揚げ物以外にも使えますか?
-
Aメーカーの公式情報では、冷凍食品の調理や焼き魚、温め直しにも使えると案内されています。揚げ物専用機ではなく小型オーブンとして考えると用途が広がります。
-
Q代用するときに油はまったく使わなくていいですか?
-
A油をまったく使わないとパサつくことがあります。メーカーの公式情報でも、専用機を使う場合ですら少量の油をスプレーするか刷毛で塗るとカリッと仕上がると案内されています。代用時も同様に少量使うのがおすすめです。
まとめ|代用の可否は「風が回るか」で決まる

ノンフライヤーの代わりになるのは、コンベクション機能付きオーブンレンジ・オーブントースター・魚焼きグリル・フライパンの4つでした。
最も近いのはコンベクション機能付きのオーブンで、温度を20〜30℃高めにして予熱すればかなり近い仕上がりになります。
ただし、代用ではどの方法でも「裏返す」「入れ替える」という人の手が毎回必要になります。この点が、代用が向いていない人にとっては最大のネックです。冷凍食品の温め直しが中心なら代用で十分ですが、生の食材から揚げ物を作る頻度が高いなら専用機のほうが手間は少なくなります。
代用を試して物足りなさを感じた場合は、その原因が火力ではなく風の当たり方にあると分かっていると、次の選択がしやすくなります。
あわせて読みたい
コソリ ノンフライヤーの使い方|初回準備と温度・時間の目安
›
代用との違いが見えたところで、容量やモードは商品ページの写真で確認しておくと、自分の使い方に合うか判断しやすくなりますよ♪
※価格・在庫・配送条件は購入前にご確認ください。
関連記事


画像:Lieana Slapinsh, carolyn christine, Wu MingFeng, Aneta Voborilova, Zendure Power Station, David Travis, Lotus Design N Print on Unsplash
